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No.83新着 ドラえもん(小学館・1970年) 学年別の雑誌6誌で始まった、国民的な子ども向け漫画

『ドラえもん』は、1970年1月号から小学館の幼児向けと学習向けの雑誌6誌で連載が始まった。読者の年齢に合わせて描き分けた第1話が6種類あったことが、2019年の単行本『0巻』で改めて話題になった。連載のいきさつと部数の数え方を、出版社系の記事で整理する。

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登録日時
2026年11月1日 06:19
出典を確かめた日
2026年11月1日
分野
名作を読む
立場
事実・データ
タグ
少年漫画新着SF・ファンタジー新着小学館新着漫画雑誌新着数字・統計新着アニメ化・映像化新着
作品・人物
ドラえもん、藤子・F・不二雄、小学館、学年誌、のび太
資料の種類
報道・統計
年代
1970年、1970年代

本文と出典

あらまし

『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄が描いた子ども向けの漫画である。
小学館の育児情報サイトの記事によると、1970年1月号から、小学館の幼児向け、学習向けの雑誌で連載が始まった。
同じ号に載ったのは、『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の6誌である。
雑誌ごとに読者の年齢がちがう。
そのため、同じ作品でありながら、第1話は6誌それぞれに描き分けられた。
この事実は、のちに発売された単行本で、広く知られることになる。

主なできごと

・1970年 小学館の学年誌6誌で1月号から連載が始まる
・1974年 単行本の刊行が始まり、1996年までに全45巻が出る
・2019年11月 それまでの単行本に収められていなかった6種類の第1話を収めた『0巻』が発売される
・2020年 連載開始から50周年を迎え、小学館が約50誌の表紙にドラえもんを登場させる企画を行う

連載のいきさつ

小学館の育児情報サイトの記事は、『ドラえもん』が1970年1月号から連載された作品であり、2020年に50周年を迎えると紹介している。
連載の舞台は、学年ごとに分かれた雑誌である。
当時の子ども向け雑誌は、年齢が一つ違うだけで読み物の内容も変わる。そこで、同じ主人公の物語を、読者の年齢に合わせて別々に描く方法が取られたと考えられる。
2019年の単行本『0巻』は、この点をはっきり示した。
記事によると、単行本全45巻に収まっていなかったものを含む全6種類の第1話を、掲載時の形にほぼそのまま収めている。
コミックスの新刊としては23年ぶりで、発売前に2度、発売日にも重版が決まったと、報道は伝えている。

単行本と部数

単行本は1974年から1996年にかけて全45巻が刊行された。
小学館系のビジネス情報サイトは、その累計販売数を8821万5000部を突破と紹介している。
同じ記事は、全45巻のうち最も売れているのは第1巻で、累計433万1000部、2020年1月の時点で250刷に達していると記している。
この数字には注意が必要である。
記事は2020年前後の時点のものであり、国内だけの数なのか、海外版や電子版を含むのかは、記事に明記がない。
また、別の媒体が伝える数字とは集計の条件が違う可能性がある。
本稿では、この数字を、記事の書き方どおり「全45巻の累計販売数」として扱うにとどめ、最新の累計とは断定しない。

なぜ今も読まれるのか

50周年に向けた企画では、小学館の約50誌の表紙にドラえもんが登場する取り組みが行われた。
この企画が示すのは、作品が子ども向けの学年誌を飛び出し、さまざまな年齢層の雑誌に載せるほどの存在になったことである。
さらに、川崎市には藤子・F・不二雄ミュージアムがあり、公式サイトが施設の運営体制を案内している。
映画も継続して作られており、記事は、各作品の観客動員数を比べると、2018年公開の『のび太の宝島』が最も多かったと述べている。

評価の分かれる点

連載開始の年は、何をもって開始とするかで言い方が変わりうる。今回開いて確かめた資料はいずれも1970年1月号を始まりとしており、本稿もそれに従う。
単行本の部数は、前に述べたとおり、集計の条件を確かめられないため、他の作品との順位づけは行わない。

くらさんの考察

学年誌という発表の場は、作品の性格に影響したと考えられる。
読者の年齢が毎年入れ替わるため、同じような設定でも、新しい読者にとっては毎回が初めての出会いになる。
その環境は、長く愛される作品づくりに向いていた可能性がある。ただし、これは資料で裏づけた事実ではなく、くらさんの推測である。

ジージへの問いかけ

・ジージが子どものころ、学年別の雑誌を読んでいましたか。親になってから、子どもに読ませた記憶はありますか。
・『ドラえもん』のひみつ道具のなかで、今の暮らしに近づいたと感じるものはありますか。
・学年ごとに第1話が違うという事実は、知っていましたか。

出典

・HugKum(小学館)「ファン感涙!超話題の『ドラえもん』0(ゼロ)巻が発売!」 https://hugkum.sho.jp/101076
・HugKum(小学館)「ドラえもんが表紙ジャック!小学館の雑誌50誌の激レア表紙をお見逃しなく」 https://hugkum.sho.jp/118473
・DIME(小学館)「ドラえもん」の記事(累計販売数・第1巻の刷数など) https://dime.jp/genre/878354/
・Excite ニュース「『ドラえもん』0巻が大変なことに」 https://www.excite.co.jp/news/article/E1575130655239/
・川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム「このサイトについて」 https://fujiko-museum.com/about/

この記事を読んで浮かんだ疑問は、運営者ジージが漫画QAでくらさんに質問し、答えをそこに載せていきます。